反則

信号が赤だったが車通りがなかったので信号無視して渡ったら知らない子供に「反則です」と言われた。渋々ながら再度信号無視して元の通りに戻ったら信号が青になっていたので今度はきちんと横断歩道を渡るとさっきの子供は無言で頷いていた。コンビニへ入ってコーヒーとアイスと雑誌を持ってそのまま外へ出ようとしたら店員に「反則です」と言われた。渋々金を払って外へ出る前に振り向くと店員はウインクした。外を歩きながらアイスを食べ終わりゴミを路上に捨てたら知らない婆がぶっきらぼうに「反則」と言った。ゴミを拾ってポケットに押し込むと婆は黙って飴をくれた。飴を口に放り包みをポケットに入れると婆はまた飴をくれた。その飴を口に放り包みをポケットに入れるとまた飴をくれた。それを何度も繰り返していると口いっぱい飴になったので飴を飲み下し、その場で婆をファックした。事が済んでコーヒーを飲みながら婆に尋ねる「今のは反則にならないの?」「今回は、見逃してあげるわ」