男「咳が出る熱がある」医者「ちんぽガチガチ癌です。診なくても分かります。流感です」患者「流感！放っとくとどうなりますか？」医者「ちんぽが鏡になって光を反射します」患者「反射！治りますか？」医者「死にます。死後も反射は続きます。手術と投薬で…

スプーンを使ってバナナを食うと文明人になった気がする。コアラを圧殺すると悲しい気持ちになる。コアラのお骨を箸で摘むとさらに悲しくなる。いっぽうバナナの皮を箸で摘むと文明から遠ざかる。バナナはコアラを圧殺するとき、心のなかで笑っている。殺さ…

家の鍵をなくしてしまった。財布も家に置いたままだ。困ってしまいます。そんな状態のまま４日過ぎた。食べ物は野性動物や野性植物、食用土、野性水でしのげるとしても寝る場所はそうもいかない。そんなわけで４日の間、睡眠はわずか数時間しかとっていない…

うるせえうるせえと思いながら使い続けていたドライヤーが壊れて静かになった。新しく買ったドライヤーは箱に『低騒音化構造』と書いてあるのに前のやつよりうるせえ。箱め！

「お母さんお母さん晩ご飯まだ!?あっ!?」母(？)「晩・ゴ飯・マデハ・モウ・シ・バラク・ダ」子「む！おまえお母さんじゃない！」偽母「見事！ワタシハ・偽・母・ダ」子「にせはは!?」偽母「左様。晩・グ飯ハ・はんばー・ぐト・中華そば・ダヨ」子「どっちも…

ばか犬を散歩に連れて行ったらいきなり車道に飛び出してトラックと衝突した。10メートル以上ふっとばされて動かなくなった。少し待つと起き上がって歩きだすと再び車にひかれた。また動かなくなったがすぐ起き上がる。ばかだから痛みを感じず死を認識できな…

前回クルーザーを買い逃したズールと再びリサイクルショップに立ち寄った私およびズールはそこで再び一隻のクルーザーを散逸した。再び散逸ではなく普通に目に留めた。「改めて買う！」とズール。「改めて高いぞ！」と俺。実際改めて学生にはとうてい手の届…

毎年夏になると巨大蝉の鳴き声で家がビリビリ揺れる。耳にモルタルを詰めても脳が揺れる。完全害虫なので殺すと懸賞金が貰えるが殺すのも命懸けなのでハンター以外はたいてい蝉を黙殺する。ハンターは重防音服に身を包んで忍び寄り近距離から散弾銃をぶっ放…

近所の公園に巨大噴水がある。公園の名前は忘れた。巨大噴水は逆ダムと呼ばれ近隣住民に親しまれたり憎まれている。逆ダムは非常に高く水柱があがりたいてい虹がかかっていて綺麗だ。逆ダムには季節を問わず鮭が産卵しに来る。鮭がどこから来るかは謎だが水…

急に雨が降ってきたのでビニール傘を買おうと思ったらカーテンに目がいってしまいカーテンを買った。ペットにして飼う。鳴き声もないし餌も食わないので楽だ。時々もぞもぞ動くだけのおとなしいやつだ。そんなカーテンに首輪をつけて散歩していると近所のバ…

マジックで紙に『塾』と書いてドアの前に貼った。間を置かずにドアにノック音。実際には貼ると同時。ぞろぞろ人が入って来て20人ぐらい集まったところで貼り紙を剥がすと同時に人は来なくなった。同時に、だぜ？塾生志望者は小学生から老人までと年齢層は幅…

「サディワルフェニー老が死んだ。」とヴィルニー。「サディワルフェニーが!?」ポーニィはたまらないと思った。「たまらないわ！」「俺もたまらないよ」ヴィルニー額に汗。サディワルフェニーは北断崖民を統べる長でありポーニィの育ての親であり断崖職人と…

ポーニィは断崖を刳り抜いた断崖ハウスに住む現時点では女の子と言える年齢だ。昨日は女の子とは言えない年頃だった。実際の年齢は不明である。言うまでもなく『年齢転換期』にある為で毎日年齢が変わる。今日はおおよそ15才ぐらいに見えるので女の子と言っ…

学校の帰り道ズールと帰路の道々に、リサイクルショップに立ち寄った私およびズールはそこで一隻のクルーザーを散逸した。散逸ではなく普通に目に留めた。「買う！」とズール。「高いぞ！」と俺。実際学生にはとうてい手の届かぬ値段。翌日からズールは新聞…

人類最初の職業は便乗だと言われている。始まりは便乗であって何に便乗したかはこのさい問題ではない。次に弁護士という職業が生まれた。便乗商法を訴えた人間が弁護士となった事は自然の成り行きといえる。有史以来現在まで歴史は便乗便乗の繰り返しであり…