●10

■独裁者の城塞(1982)
ジーン・ウルフ(訳)岡部宏之/ハヤカワ文庫SF 475
ペルリーヌ尼僧団を追って北部へやってきたセヴェリアンは、いつしか共和国とアスキア人との紛争地帯に奥深く入りこんでいた。戦場を彷徨ううちに、共和国軍の一員として戦闘に参加することになったセヴェリアンだったが、重傷を負い倒れてしまう。やがて深い静寂の中で覚醒したセヴェリアンの前に<独裁者>が現われ、彼の新たな役割と<新しい太陽>の到来を語るのだった……。巨匠の歴史的傑作シリーズ、堂々の完結篇。