スプーン曲げ

スプーン曲げができるのであればかっぱ橋の匙類専門店で店主を縛りあげ猿ぐつわを噛ましたうえで「ほうらほうら」と囁きながら店主の目の前でスプーンを一本一本曲げていき最後の一本になったところでその様子を棚影からじっと窺っていた店主の妻に「奥さんこいつはあんたに任せる」とスプーンを投げ渡すとひとつ頷いて店主の元に歩み寄る妻そこに店主が見るものとは。