いつも歩く径をいつものやうに歩ゐてゐると、路傍に見慣れぬ段ボヲルが置かれてあつた。丁度其の日は小雨が降って居り、段ボヲルは湿ってぺなぺなになって居た。心に騒めくものありて、私は其の段ボオルの中を覗いて観た。するとそこには、実寸のおよそ八分…
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