砲一には耳がなかった。毎週末ごとに来る鬼に喰われてしまったのだ。お経を書き忘れて。今週も鬼は来る。今日くる。砲一は全裸になると全身に経を書いた。鏡を使って背中やケツ穴にまで書いた。これでよし。お経があれば鬼に砲一の姿は見えない。半刻ほど捜…
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