未来の子供達に残す詞

「おめぇらハンバーグを食った事ぁあるか」キッズ「いや、ありません。ハンバーグって何ですか?」「クソ共が。菜食主義のファッキンアスパラ野郎め。ハンバーグは肉だ。ミンチ肉を固めた食いもんだ」キッズ「肉を…食うんですか?」「っ当たりめぇだバカ野郎。糞ったれルッコラ共が。オレらの時でぇ(時代)は肉食が当たりめぇだった。ハンバーグも肉のみで作った。タマネギもツナギも使わなかった。しかも鹿肉だ。鹿が一番うめぇ。最美味だ。最美味(サイビミ)」キッズ「サイビミ…鹿肉ってそんなにおいし…」「余計な口挟むんじゃねぇ、げろチコリー野郎が。鹿だ。鹿肉が最美味だ。だが鹿肉はミンチにしねぇと硬くて食えねぇ。だからハンバーグにすんだ。それこそ目ん玉が飛び出るほどうめぇ。だが臭ぇ。獣臭がすげぇ。だからナツメグを使う」キッズ「ナツメグ…」「ナツメグだ。屑芋虫が。芽キャベツ共が。なんつったってハンバーグだ。今のガキ共にゃわからねぇ」キッズ「…つまり、昔は良かったって話ですか?」「てめぇが意見するんじゃ
ねえ!そんな話じゃねぇキューティ豆皮共が!俺がガキん時にゃあ大人は牛肉を食った話をしてた」キッズ「それは嘘だ」「______________」キッズ「____?」…このあと乳製品の話が続く。毒の中和法なんて忘れちまった。