●11月読書(5)

■拷問者の影(1980)
ジーン・ウルフ(訳)岡部宏之/ハヤカワ文庫SF 478
遥か遠未来、老いた惑星ウールスで<拷問者組合>の徒弟として働くセヴェリアンは、反逆者に荷担した疑いで捕らえられた貴婦人セクラに恋をする。組合の厳格な掟を破り、セクラに速やかな死を許したセヴェリアンは、<拷問者組合>を追われ、死にゆく世界を彷徨することとなる……。巨匠ウルフが持てる技巧の限りを尽くし構築した華麗なる異世界で展開される、SF/ファンタジイ史上最高のシリーズ。新装版でついに開幕。