歩くのが遅っせえ

夜道。前方を一人の女が歩いている。歩くのが遅っせえ!歩くのが遅っせえんだよ!俺は普通の速度で歩ってんのにみるみる距離が詰まる。靴音に気付き振り返る女。
俺「遅っせえ!遅っせえんだよ!走れ!全力で走れ!走り続けろ!生きろ!強く生きろ!生き続けろ!俺のぶんまで!」そう言うと俺は車道に飛び出しトラックに轢かれて死。