死ぬ前にやりたい話

死ぬ前に一度だけやってみたいことは、本屋もしくは図書館の本棚の前で熱心に立ち読みしてる人に「俺はあんたの立ってる前にある本棚に興味があって上から順にじっくり見てえ、そして気になった本を手に取ってぱらぱらめくったり解説を読んで吟味してえ。だからてめえはそこをどけ。その姿勢のまま別の人気のねえ場所に移動するかもしくは買え。すげえ邪魔だ居据わるんじゃねえ馬鹿野郎!それに俺はいま小便がしてえし腹が減っている」と耳元でつぶやくことだ。長時間の立ち読みはやめやがれ蹴倒すぞ。
あと薬局の狭い通路で立ち話すんじゃねえ婆ぁども!通路を塞ぎし者に災いあれ。実話が愚痴っぽくなりがちなのは人類の性なのだろうか。