ズールと中断の宴

クルーザー購入記念に私と随龍(ズール)は私の自宅で酒を呑んだ。するとほろ酔いの随龍がおもむろに灰皿を手に取り「この灰皿には10億万の価値がある!」と言いだした。私「その話は、本当かい?」随龍「近くに、コンビニがあると便利だ」灰皿の質問は無視されてしまった。私「どんなコンビニだい?」随龍「色や、形があると、目立つ」私「なるほど」随龍「さまざまな色や、形」私「さまざまな…」随龍「『挟まったバイクの話』」私「えっ!?」コンビニの話はもう終わりらしい。随龍「ぶるんぶるんぶるん!ドッドッドッドッドッ…!」私「おっバイク!」随龍「ブィーーーーン!ドルンドルンドルン!」私「おっ走った!」随龍「…尚弘は、ヘルメットの中で、ゆっくりと、目を閉じた」私「尚弘!危険だ!」随龍「…尚弘は、思った」私「むむむ…尚弘、何を思う?」随龍「…ペンチはあるかい?」私「あるよ。何に使うんだ?」随龍「爪を切りたい」私「だったら爪切りがある」随龍「じゃあ爪切りを頼む」パチン、パチン。…尚弘?無言で爪を切る随
龍。私「…駅前に最近できたパン屋あるだろ?」随龍「パン屋ができる前は何屋だったっけ?」私「えーと…」前は何屋だったっけ?前は何だっけ?