余熱

風邪を治すには尿道に太めのカテーテルを通し、そこへ刻んだネギや焼酎を流し込むと良いそうな。そこで風邪はひいてはいなが試してみる事にした。カテーテルを通したまではよかったが、うっかり私は昨晩の鍋の残り汁を流し込んでしまった。「あぐっ!」苦痛に呻く私。痛みを堪ながらもネギを刻もうと思ったところ、ネギは昨晩なべに使ってしまった。しかたなくカテーテルを挿入したまま近所の24時間営業八百屋へ駆け込み、必要な材料を買い込む。家へ帰ってすぐさまネギを刻もうと思ったところ、なんと包丁が折れている。そうだ昨晩、鍋を作るさい力が入り過ぎて折ってしまっていたのだ。もはや私も諦めようという気になりカテーテルを引き抜くと、同時にちんぽまで抜けてしまった。「あぐっ!」激痛に呻く私。しかし慌てず熱したアイロンで慎重にちんぽを癒着する。「あぐぐ…」熱さに呻く私。多少ズレたもののなんとかちんぽはくっついた。「あぐっ!」安堵の呻きを洩らす私。アイロンの余熱でネギを焼き、それを夕飯とした。翌日、風邪をひいたが、気にしな
い。