はじめに

以下に掲げる文章は、すべて私の友人M.J.の手によるものである。


お前はよくやったよ
お前には私の一番大切なものをあげよう。

私の友達だよ。

私の友達から一番好きなのを選びたまえ



この四人が今からお前の友達だ。悩みなど全て打ち明けたまえ



こうして僕の、新しい友達とのやり取りは始まった。



ベム ひっこみじあんで大人しいやつ。プラモばかりいじってる。機械ものはすぐに分解するし、よくわからない。自転車の操縦が得意だ。


ミーナ 心優しい女の子 でも気が強くて うじうじした僕みたいなのは嫌いみたいでよく怒鳴られる。 そのくせさみしがり屋みたいでいつも誰かといる。 トイレが長いのが特徴だ。いつもポップコーンばかり食べてて手が油まみれだ。


ケント メガネの優等生。何事にも優劣をつけたがる。常に自分が一番だと思ってるイヤミなやつ。全ての教科で高得点をとるけど、運動だけは大の苦手。跳び箱も飛べない。


そしてバッフル 大きくて怖いやつ。すぐ怒鳴るし、何言ってるかわからない。みんななんでこんなやつといるのかわからない。でも女の子は怖いらしく、ミーナにだけは逆らえない!

こうして僕らは突然友達となり、週末一緒に映画館へ行くことに。そこで待ち構える、ハイスクール生とのいざこざ、ストリップ劇場でのひとコマ、ゾンビパニック、バイオハザードは今でも忘れられない。
地下都市で暮らす今でも。

そう。僕‥いや、生存した地球の生命はあのいまわしい悪夢以来、地下で暮らすことを余儀なくされのだ。
外に出たらあの悪魔にやられる。ビクビクしながら夜を迎えなければならない。

END