写真の話

古いアルバムめくり、ありがとうってつぶやくかどうかは人それぞれ、感性が問われるが、実際むかしの写真をみると「あーこんなんあったわー」とか「こん時おれむっちゃテンション低いねんでー」と無駄に関西弁になっちまうのも人それぞれだ。写真の話だ。それで私もかつて撮った写真を酔った勢いで見返したら、なんと面白ぇことか。なにかに失望したらカメラを買うといい。買おう。たいてい写真には嘘が混じっている。嘘じゃねえ。楽しかろうがなかろうが、たいていカメラを向けられると人は笑顔になる。ときどき隠し撮りして笑顔じゃない写真もあるが、やっぱりこれも嘘だ。風景だけだろうと無機物だけだろうと写真になってる限りぜんぶ嘘だ。そこに撮影者の意識が入り込んでる写真はみんな嘘だ。この文章は酔った人間によって書かれている。だから今これこそ嘘なんだと思う。今だけ。とにかく写真にはいくらか嘘が含まれている。これぐらいで十分か。だが古い写真を見返すまで、その撮った瞬間を忘れている事に気付く。そういうものだ。写真一枚で記憶がごうごうと
フラッシュバックする。視覚や聴覚、嗅覚、味覚、触角は物事をちゃんと記憶している。脳以外もがんばっている。脳も。そういった感覚ひとつを思い出すだけで他の感覚も思い出すから不思議って話ですよ姐さん。ね、姐さん…!?とにかく写真一枚にはその時の状況が思ってる以上に記憶されている。写真には写らない美しさがあるかどうは人それぞれ。感性が問われます。改めてこの文章は酔った人間によって書かれている事をお忘れなく。つまりそうだ、要約すればむかしの写真はなんだろうが全部が良く見えるって話だ。『ようやく』言いたい事に辿り着いた。要約。「はーっはーっ(アルフ)!」つまり昔の写真は、その撮影当時がクソだろうと最高だろうと、達観して懐かしんでだ末、「あ〜〜―〜」って感じになっちゃうよね〜。まあそん時の気分にもよるよね〜。ね〜。オーヴァーマイセルフ先に倣って言えば、時間は過去を中和するってことだよ。ね〜。なんだか気持ち悪ぃ!