飽きるまで使う話

まったく耳を疑いたくなるような真実なのだが、疑わずに聞いてほしい。私は、なにか気に入ったフレーズがあると気が済むまで、自分が飽きるまで乱発してしまうという悪癖がある。まったく耳を疑いたくなるだろうが、これは真実なのだ。本当に、まったく耳を疑いたくなるだろう?まったく耳を疑いたくなるが、今回は最後までこんな感じだぜ?
あなたの周りにも耳を疑いたくなる様な流行り言葉を取り入れ巧みに重ねる人間や、語彙の少なさをまったく耳を疑いたくなる様な常套句やら慣用句でカバーする人間がいると思うが、どうだろう?まったく耳を疑いたくなる……がな!俺は使用法の正しさや効果的に使おう等は、まったく耳を疑いたくなるがあまり考えていない。いやはや。まったく…耳を疑いたくなるだろうか?
ここまで書いて、ヴォネガットも同類傾向(あっちのがずっと先だが)があると思った。未読ならばこの機会に『スローターハウス5』あたりを読んでみよう。まったく耳を疑いたくなるような真実!そういうものだ。その他いろいろ。
まったく耳を疑いたくなるが、早くもそろそろも飽きてきた。なんとも、いやはやなんともまったく、ははは、もうだいたい満足したので終わる。もう耳を疑う必要はないのだ。いやはや、まったく。ははは。なんとも、まあ。いやはや。