ダイエット法

ダイエット法がある。俺考案、ならいいが過去にやってる人がおそらくいる、であろうと思う。よって二番煎じであってオリジナルではない。山本弘によれば「完全なオリジナル作品、まったくの無から生み出される作品などありません。必ず何らかの先行作品があり、その影響を受けた作家が新たな作品を生み出すのです」ダイエット法の話である。オリジナルではないがおそらく効果はあるだろうと思うが実際に痩せるかどうかは確信がない。前にこんな話を聞いたことがある。ある男がなんかの病気で入院した。余命数年とかの重いやつだ。男はお願いした。「おれはもう死ぬ。だから死ぬ前に好きな物が食いたい。おれはうなぎが好きだ。だから今後の食事はすべてうなぎにしてくれ」それでそうなった。男は毎日うなぎを食った。すると男は健康になった、という話。この話の教訓が「うなぎには謎の健康パワーがある」か「好きな物食ってると健康になる」かは不明だが強引に後者としてダイエット法の話に戻る。『好きなもの一品を延々食うダイエット』である。文字通り好きな物を
一品だけ延々食うダイエット法である。りんごがそんな好きじゃない人がりんごダイエットをやっても効果は薄いが好きな物を好きなだけ食えば効果はあるという理屈である。この法を飽きるまで続ければ痩せる。仮に肉だけ食うとする。肉ばっかり食ったら逆に太るんじゃないかという意見もあるだろうが太っても飽きるまで食い続けてほしい。飽きるまで、だ。この場合、肉に飽きた段階ですでにダイエット以前より太っている可能性がありリバウンドを考慮せずに第二志望の好きな食べ物を再び食い続けることによって痩せる。第二志望の決定は重要である。言うまでもなく第一志望の決定はさらに重要である。失敗からなにかを学べばチャンスはある。やったことはない。