イライザ

「なあ聞いてくれ。こないだ娘のイライザが俺にこう言ったんだ。『ねえパパ、あたしちらし寿司が食べたいわ』ってね」
「ほほう、それで?」
「散らしてやったさ。処女をね」
「あーっはっはっはっ!最高!」
「その翌日だ。こんどは『栗ごはんが食べたいわパパ』って言うんだ」
「まさか娘のクリトリスをちょん切って白飯と炊き込んだってんじゃねえだろうな?」
「おいおいオチを言うんじゃねえよ!」
「すまねぇすまねぇ、あーっはっはっはっ!」
「ったくしょうがねえ野郎だ。まあそれでその翌日だ。今度はこう言うんだ『パパ、あたしアワビが食べてみたいの』ってな」
「おいおいまさか?」
「その、まさか、さ!俺はこう言ってやったんだ『アワビは高いからダメだ。かわりに回転寿司に連れてってやる』ってね」
「それで?」
「連れて行ったよ。近所のスシローへね。イライザも大喜びさ」
「……おお。そりゃあよかったな。お前も優しい一面があるんだな」
「まあな。それでさらにその翌日だ。こんどは『ねえパパ、今日はあたしピザが食べたいわ』って言うんだ。だから俺ぁこう言ってやった『ピザって10回いってごらん』ってね」
「ほほう。懐かしの10回クイズか」
「ああ。だがイライザのやつこう言ったんだ。『ねえパパあたしそれ知ってるわ。ヒザじゃなくってヒジってのでしょ?』」
「おやまあ。それで?」
「だから俺ぁ、娘の顔面にエルボー。頭を押さえて顔面にヒザ蹴り」
「鬼畜!」